来店周期で気づく「そろそろ来なくなりそうなお客様」への連絡タイミングと言葉がけ
常連が離れるのは静かに起こります。来店周期のズレから気づく3段階のサインと、押し売りにならない連絡タイミング・言葉がけの例文をまとめます。
常連が離れるのは、ある日突然ではない
「最近○○さん来てないな」と気づいたときには、たいてい次の予約先がもう決まっています。常連の離脱は突然起きるのではなく、いつもの来店周期から少しずつズレていく形で静かに進みます。忙しい日々の中では、このズレに気づくタイミングそのものが一番の壁です。
気づく仕組みは難しいものである必要はありません。予約と一緒に来店履歴が残っていれば、名前を見返すだけで「前回はいつだったか」が分かります。この記事では、そのズレをどう段階で捉え、どのタイミングで・どんな言葉で連絡するかをまとめます。
来店周期のズレで気づく3段階のサイン
| 段階 | 目安 | 状態 |
|---|---|---|
| 順調 | 通常周期の範囲内 | 特に何もしなくてよい |
| 注意 | 通常周期の1.5倍を超えた | 忙しさ等で単に間が空いただけの可能性が高い |
| 要連絡 | 通常周期の2倍を超えた | 他店に流れかけている、または離脱しかけている可能性 |
| 要検討 | 通常周期の3倍以上・音信不通 | 連絡しても反応が薄ければ、それ以上は追わない判断も必要 |
カットなら2〜3か月、カラーなら1〜2か月など、メニューによって「通常周期」は異なります。まずはお客様ごとの周期を把握することが前提になります。
段階別の連絡タイミングと言葉がけ
「注意」段階:軽く様子をうかがう
まだ離脱と決まったわけではないので、売り込み色を出さずに軽く触れる程度にとどめます。
「ご無沙汰しております、○○です。お変わりありませんか?季節の変わり目でヘアも乾燥しやすい時期なので、お手入れでお困りのことがあればいつでもご連絡くださいね。」
「要連絡」段階:来店のきっかけを添える
ここで初めて、次回来店につながる具体的な情報を1つ添えます。値引きの多用は避け、季節メニューや空き状況など自然な理由にします。
「しばらくお会いできていませんが、お元気にされていますか?○月は比較的お席にゆとりがあるので、もしタイミングが合えばぜひお待ちしております。」
「要検討」段階:一度だけ、返信を求めない形で
長期間離れている場合は、返信のプレッシャーを与えない一文で終えるのが無難です。反応がなければ、それ以上は追いかけません。
「長らくご無沙汰しておりますが、またお近くにお越しの際はお立ち寄りください。」
連絡するときに気をつけたい3つのこと
- 特典を毎回つけない:割引前提の連絡が続くと、値引きがないと来ない関係になりがちです。
- 返信がなくても追わない:1段階につき1回を目安にし、しつこい印象を避けます。
- 個人的な詮索をしない:来なくなった理由を尋ねる文面は避け、あくまで「お店から気軽な一声」の範囲にとどめます。
よくある失敗
| 失敗 | 起きること |
|---|---|
| 全員に同じ文面を一斉送信する | 機械的な印象になり逆効果になりやすい |
| 来店周期を把握せず思いつきで連絡する | ちょうど来店予定だった人にも送ってしまう |
| 「要連絡」段階を飛ばしていきなり強い訴求をする | 押し売りに感じられ、かえって遠ざかる |
| 反応がないのに連絡を重ねる | 負担に感じられ、関係がさらに離れる |
Linqの場合
月¥1,280(税込・初期費用0円)のLinqでは、予約のたびに来店履歴が顧客カルテに自動でたまるため、「前回はいつだったか」を思い出す手間なく確認できます。LINE・メールの自動リマインドは予約が入っているお客様への来店前案内が対象で、来店が途切れたお客様への声かけそのものを自動で送る機能ではありません。そのため、この記事のような連絡は、カルテで来店周期を確認したうえでオーナー自身が送る形になります。
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